タイムトラベラー・キス
理子はあっという間にサンドウィッチを食べ終わり、少し気まずそうな顔をしてオレンジジュースを飲んだ。
「でもね、実は27歳の雫は、同窓会は欠席するつもりだったんだ。確か、野々村が用事があるらしくて、一緒にはいけないからって。それにほら、自分だけ竜見と会うのも気まずいでしょ」
「確かに……じゃあ行かないほうがいいよね?私も」
「んー、でも、行きたいんだったら行ったらいいと思う。未来の自分に迷惑かけられてるし、そのくらいいいでしょ。それに野々村はそんなことで怒るような男でもないし。もちろん同窓会で浮気したらまずいけど」
「う、浮気なんてするはずないじゃん」
野々村にも、未来の私にも申し訳ないけど……同窓会に行って、未来の竜見くんが見てみたい。
どんなふうに成長しているのか、どんな27歳になっているのか。
何の仕事をしているのか……せっかく未来に来たんだし、そのくらい問題ないよね。
「でもね、実は27歳の雫は、同窓会は欠席するつもりだったんだ。確か、野々村が用事があるらしくて、一緒にはいけないからって。それにほら、自分だけ竜見と会うのも気まずいでしょ」
「確かに……じゃあ行かないほうがいいよね?私も」
「んー、でも、行きたいんだったら行ったらいいと思う。未来の自分に迷惑かけられてるし、そのくらいいいでしょ。それに野々村はそんなことで怒るような男でもないし。もちろん同窓会で浮気したらまずいけど」
「う、浮気なんてするはずないじゃん」
野々村にも、未来の私にも申し訳ないけど……同窓会に行って、未来の竜見くんが見てみたい。
どんなふうに成長しているのか、どんな27歳になっているのか。
何の仕事をしているのか……せっかく未来に来たんだし、そのくらい問題ないよね。