知られてはいけない

雷神幹部・久遠

***




・・・・あれから、雷神は何も言うこと無く講義室を去って行った




教師が居なくなった授業(講義)は、もはや授業とは言えないほどの騒ぎになり




週二の講義はたった三十分でお開きとなった





そしてあれから二日たった日の朝




今は朝食の準備中だ





冷斗によると、今日は2回目の講義があるらしく、少しテンションが上がっていた




冷斗「・・・勉強なんてしなくても花は頭良いだろ」




鼻歌を歌いながら食器を洗っていると、歯磨きをしていた冷斗が戻ってきてそう呟いた




その言葉からして、何故機嫌が良いのかも分かってるみたいだ




花「・・・でも、週に2回だなんて、なんか貴重なんだもの。行事ごとみたいで楽しい」




冷斗「講義で喜ぶなんて花ぐらいだろ」




花「・・・私も白桜のときは嫌な方だったけどね」




10時間超すときもあったし・・・




冷斗「・・・まあ、白桜と比べたらな」




花「それに、講義では冷斗とも会えるでしょ?」




そう言うと、何故か苦い顔をした冷斗




・・・・なにかあったんだろうか



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