知られてはいけない
・・・私の予想通り、りんは走ってきて丁度講義室の扉の前で追いついた




ぜえぜえ言ってる・・・・




目立つからやめてよ・・・




そっと分からないように距離をとった




梨花「・・・す、すわろ、ちょっと」




息を切らしながら、くたっと一番後ろの席に座ったりん




その姿はまるでおじさんで・・・・




やっぱり知り合いと思われたくなくなったので、一つ席を空けて座った




梨花「ちょ、なんでそんな離れて座っちゃうの!?」




花「・・・・」





梨花「・・・は~な?」





花「くどいうざい目障りよ。気持ち悪いわ。話さないで」




あーあ、他人の振りしてたのに思わず言っちゃったじゃないの・・・




梨花「な、な、なぁ~!!酷くない!?今までになく酷くない!?」




花「・・・それが私だから」




梨花「開き直んなぁー!!」




・・・・うるさいなぁ




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