知られてはいけない
大声で叫ぶから、周りの人が一斉に振り向いたじゃない・・・




注目が・・・・




離れててよかった・・・・




うん。よかった




視線はほぼりんに向いてる




彼女もそれに気づいたのか、俯いて恥ずかしそうにしていた




自業自得だよね




「なになにー?あー!!居た-!!」




今度はなによ・・・




りんの倍の大きさはあるだろうその声に、顔をしかめる




音源を見ると、一人の男性だった




・・・・・中学生?




おさない・・・




背は低めだし、話し方がまず幼い




なにが居たっていうんだ・・・




「よかったー見つかって!捜したんだけどこんな大勢の中から見つけるって正直無理だって思ったんだけどねー無事見つかってホントよかったー」





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