知られてはいけない

龍「あ?急にどうした。つーかんなわけないだろ。まぁ秋山みたいに特殊な奴の個人情報は把握してるがな」



特殊って、失礼な・・・




花「・・・つまり私のは知ってるって事ですか」




龍「まぁ、な。でも仕方ねぇだろ。お前編入生だし、ここでの有名人が夫だし。第一に元通ってた大学が大学だしな・・・」




ああ、確かに白桜は日本有数のお嬢様育成学校だものね




ていうか・・




花「そんな事ここで言わないでくださいよ、そのことは隠しているんですから。お義・・・理事長から聞かなかったですか?」



有名人が夫って。ちょっと濁したみたいだけど、そもそも結婚してることを隠してるのに




龍「あーそういえばそうだったな。すまん」




そーいえばって、気をつけて貰わないと困るな・・・




てか、冷斗とのこと知ってたのにさっき雷神のファンとか聞いたの?



Sだな、この人・・・




花「いえ・・・。それよりもさっき言っていた事ですが、私にとって”気楽に”というと、白桜で教師に対して接していたようにしか出来ませんが・・・」




龍「ん?それは、おじょーさま言葉って意味か?」




こてん、と首を傾げて不思議そうに見つめられる




仕草が若いな・・・・



なにげ可愛いし・・・・




花「それもありますけど・・・ん~なんというか、説明しづらくて」




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