知られてはいけない
・・・という訳で、全国1位でもそこまで怖くはない





ま、日本で一番という事は、私のかなう相手ではないでしょうけど






それでなくても、合気道も空手も1対1でやるものだしね





・・・・・一人ぐらいなら倒せるかな?





関わりたくないしどうでもいいんだけど





梨花「は~な~!!」





花「!!・・・な、なによ」





梨花「も~あんたは、私の話聞いてなかったでしょ!?早く席取らないとなくなっちゃうから、いくよ!」





と、いきなり大声でいったかと思うと、私の腕を掴んで引っ張られた





・・・・・・もう、どうにでもなれ





梨花「・・・ふぅ。や~よかったねぇ席見つかって。ラッキーだよ!いつも、満席だからさ」





ん~確かに。もう殆ど満席状態だ。あと少し来るのが遅くなっていたらあぶなかったかも





梨花「え~っと、花はお弁当だったっけ?私、なんか学食買ってくるから、先に食べてて~」






・・・・・・早々と行ってしまった





花「どうして食堂でお弁当を食べなきゃいけないのよ」






そんな事を呟きながら、お弁当の包みを開ける






そして、蓋を開けながら、白桜とは全く違う風葬の食堂を見回した






すると、すこし異様な場所があることに気づく






”異様”というと、少し違うが、私が座っている席の、3つほど席が離れた五人席の所だけ、ぽつんと席が空いていた




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