知られてはいけない
で、こんな会話をしながら女の子たちに囲まれてるんだけどー





いつもの事ながら、めんどーだよねー






このままじゃ、冷君の不機嫌さが増すだけじゃん!





チラッと皆を見ると、みんなも同じ事を思ったみたいで





めんどくさがりな蓮君や、いつも女の子が居ると口説きまくるひかちゃんも、周りの女の子を近づけさせないように呼びかけてくれていた






蓮「どけ!おめーら邪魔なんだよ、俺様は腹が減ってんだ」






晄「ごめんな~今日はおれも腹へってるからまた今度にしてちょ~だい」






梓「・・・・少し邪魔かな。道をあけてくれる?冷斗が不機嫌なんだ」







そうして、やっと女の子達がそれぞれ遠巻きにはなれてくれた時、突然冷君の携帯がなった






音が短かったからメールかなー?






そして、冷君が携帯を開いた瞬間、少し空気が和らいだ気がした






冷君が皆と居るときに携帯開くなんて珍しいな、とぼんやり考えていれば






なぜか冷君の動きが止まった






そして、ぐっと眉間にしわが寄る





ちょ、怖い怖い怖いー!






どーしたの冷君!
ポーカーフェイスが思いっきり崩れてるよ冷君!






見るのは怖い。それが見て良い物か分からないし・・・・






でも見たい!





好奇心がかってしまった僕は、冷君の後ろに回ってそーっと冷君の携帯を見た





・・・・・背後にまわっても気づかれないなんて、珍しすぎる





携帯に写っていたのはやっぱりメールで、
その短い文章を読み終わった瞬間、驚愕した



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