知られてはいけない
「冷斗様!!違います!聞いてください!」





冷斗「・・・あ?」





「そいつは、この子の大事にしていたキーホルダーをゴミ箱に捨てたんですよ」






リーダー的な気の強そうな子は、後ろで少し控えめに立っていた女の人を前に出した






「そうです!他にもたくさん酷いことをしていて!」






それに乗じて他の女達も次々と言葉を並べていく






「この前だって、私と親友で撮った写真を破られたんです!」






「水を掛けられたこともありました!」






そして次々と言い始めた女達を、さっきのリーダー格の女の人が手で制す





「ここまで不満がたまっているんです!
いじめまではいかなくても、強くあたるのは仕方が無いのでは!?」





そしてまさかの開き直り宣言






確かに、先程言っていたことが本当なら仕方ないのかもしれない






でも、






花「ねぇ、あれって本当なの?」






あの言い訳が、本当だとは思えない・・・


< 54 / 178 >

この作品をシェア

pagetop