知られてはいけない
皆から言われて、ぐっと不機嫌そうに眉間にしわを寄せた”秋山先輩”



・・・・怖くはないけど少し空気が辛いな



冷斗「・・・それより、早くかたつけろ」



・・・・・この人自然に話題を変えやがったな



蓮「あー俺等も腹へってんだよ」



梓「ふふ、そうだね。此処にきてから大分たってるし・・・」



晄「もう昼飯くった奴は早く出て行けよ~」



それに気づかず話に乗るこいつ等もこいつ等だけど・・・



や、気づいてて乗ってるのか



しかし雷神のそんな声に、所々から椅子を引く声が聞こえてくる



さすが、と言うべきだろうな
こういうときに雷神のすごさを実感する



・・・・さて、と



彼方「んーそうだね。僕もお腹すいたからそろそろ終わらせようかなぁ」




「なっ!」




「なによそのなめた口調は!」




次々とくる罵声



・・・こうなったきっかけはなんだったかなぁ



過去に思いをはせる





・・・ああそうだった。
このリーダー格の先輩が僕に振られて、逆ギレしてきたんだったな



そこからイジメに発展、か



つまらない・・・
どうしてこうも人間というのは愚かなのか



彼方「くだらないな。もっとましな事言えないわけ?」



こんなやつらと同じ部類には入りたくないけど
ごめんね。
僕も暇じゃないし、そんなに優しくないんだ



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