知られてはいけない
それでも笑顔を絶やさないまま、頭をさすっていると





蓮「おいおい、こいつマジで年下かよ。見えねー」




彼方「老けてるっていいたいの?」




蓮「ちっげーよ。てか梓!お前弟くらい管理しとけよなー」





なにそれ・・・



物みたいに言わないでほしいな





梓「なに、理不尽だね。俺の管理不足だって言いたいの?」





蓮「や、そこまで言っ」




梓「一つしか離れていない弟を管理?しかも美空では他人の振りしてるってのに?」





そう、僕は梓兄さんの弟だ。
親が離婚して別々に引き取られたから、名字は違うけど
正真正銘の、血のつながった兄弟なんだ



そして、僕が弟ってバレたら
兄さん達みたいに面倒くさくなるから
他人の振りしてくれって頼んだんだ





蓮「おい、無視すんじゃ」





梓「美空では彼方と俺は関係ないよ」





彼方「そうだね。その方が僕も自由に動けるしね」




蓮「だー!!お前等そろって俺様を無視しやがって!」




空「もー梓君とカナちゃんが揃ったら、ろくでもない事になるんだからさー!もっと落ち着いて食べようよー!」




ろくでもない事って・・・
そんなに僕と兄さんのコンビは最悪だろうか






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