知られてはいけない
花「・・・ええ。ばっちり。今日編入してきたばかりで、あんなもの見るとは思わなかったわ」




彼方「え、今日編入って。・・・じゃあ、この交流会って秋山さんのためなの?」




花「・・・・たぶん」




限りなく嫌がらせに近いけど、山南先生の話からするとそうなんだろう




彼方「でも食堂のやつ見てたんなら僕の印象は酷いだろうね」




そう彼は悲しそうに笑う




垂れ目なヘーゼル色の瞳が僅かに揺れて、ただ純粋に綺麗だと思った





いつもならどうでもいいと思っていただろうけど




なぜだか彼方に勘違いしてして欲しくなかった





花「・・・ううん、全然。むしろ見る前の方が印象悪かったよ。いじめられっ子、気弱ってね。ぎゃ、逆にあの時は彼方の方応援してたし。・・・きっと他の子もそうだと思うわよ?あの先輩方、正直言って醜かったもの。・・・・だから、大丈夫よ」




なんと言って良いのか分からない





こういうとき、話がうまかったらと思う




冷斗以外話したくないけど・・・




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