殺戮都市~バベル~
黒井の奢りという事で、ファミレスに入った私達は、恵梨香が来るまでに姉ちゃんに連絡を取る事に。
電話を掛けると、すぐに通話状態になって姉ちゃんの声が。
『どしたのー?ちょーっとゲームが良いとこで、集中したいんだけど』
「いや、姉ちゃん。それどころじゃないって。今、目の前に誰がいると思う?黒井だよ?南軍の荒獅子、黒井風助がいるんだよ?」
私がそう言うと、姉ちゃんは小さく「あ?」と呟いて、怒ったように大声で叫んだ。
『黒井!あんた吹雪に近付いて何するつもりさ!吹雪とはね、私の面接を受けてから、友達として交換日記からスタートしないと認めないからね!』
……何を勘違いしてるんだろう。
あまりに声が大き過ぎて、黒井にも姉ちゃんの声が聞こえちゃってるよ。
「そんなんじゃないっての……お、おい、しっかり説明してくれよ」
南軍の荒獅子も、戦いを取ったら何だか頼りなさげだ。
あの荒々しい戦いっぷりは、この世界では必要ないからなぁ。
「姉ちゃん、違うって。恵梨香がさ、少年を探してるわけよ。で、黒井が私の所に来て、少年の居場所を知らないかって」
『だからさ!どうして黒井があんたの居場所を知ってんのさ!ストーカー?ストーカーなの!?ずっと電柱の陰から吹雪が働いてる姿を見て萌え萌えしてたの!?あー気持ち悪い!やだやだ、絶対ぶっ殺す!』
私の事になると何を言っても、姉ちゃんは誤解するんだよな。
電話を掛けると、すぐに通話状態になって姉ちゃんの声が。
『どしたのー?ちょーっとゲームが良いとこで、集中したいんだけど』
「いや、姉ちゃん。それどころじゃないって。今、目の前に誰がいると思う?黒井だよ?南軍の荒獅子、黒井風助がいるんだよ?」
私がそう言うと、姉ちゃんは小さく「あ?」と呟いて、怒ったように大声で叫んだ。
『黒井!あんた吹雪に近付いて何するつもりさ!吹雪とはね、私の面接を受けてから、友達として交換日記からスタートしないと認めないからね!』
……何を勘違いしてるんだろう。
あまりに声が大き過ぎて、黒井にも姉ちゃんの声が聞こえちゃってるよ。
「そんなんじゃないっての……お、おい、しっかり説明してくれよ」
南軍の荒獅子も、戦いを取ったら何だか頼りなさげだ。
あの荒々しい戦いっぷりは、この世界では必要ないからなぁ。
「姉ちゃん、違うって。恵梨香がさ、少年を探してるわけよ。で、黒井が私の所に来て、少年の居場所を知らないかって」
『だからさ!どうして黒井があんたの居場所を知ってんのさ!ストーカー?ストーカーなの!?ずっと電柱の陰から吹雪が働いてる姿を見て萌え萌えしてたの!?あー気持ち悪い!やだやだ、絶対ぶっ殺す!』
私の事になると何を言っても、姉ちゃんは誤解するんだよな。