殺戮都市~バベル~
少しして、優と亜美の準備が整い、この部屋から名鳥の拠点に移る事に。
「じゃあな、お姉ちゃんと名鳥さんの言う事をしっかり聞くんだぞ?また会いに行くからさ」
今にも泣き出しそうな亜美の頭を撫でて、今度は俺が二人を見送る。
「うん……お兄ちゃん、また遊んでね。約束だよ?」
そう言い、小さな手の小指を立てる。
俺はその指に小指を絡め、亜美と約束をした。
「わ、私にも……たまにで良いから会いに来てよね」
ゴニョゴニョと、小さな声で呟いた優に顔を向けて、その頭をポンポンと軽く叩いた。
「亜美を頼むな。絶対に会いに行くからさ」
その言葉に、小さく頷いた優。
見送る方は、こんなに寂しいんだな。
この場所から、今までいた人がいなくなるというのは。
そんな思いを、亜美と優にさせていたのか。
「しめっぽいのはそこまでにしとこうか。今生の別れってわけじゃないんだしさ、今のボウズなら、会いたくなったらいつだって来れるっしょ」
あの日、ナイトに殺されそうになっていた俺とは違う。
そう言いたいのだろう。
ここにいる全員とフレンド登録を済ませて、皆を見送って……。
俺は、部屋のドアが閉じられるまで、手を振り続けた。
「じゃあな、お姉ちゃんと名鳥さんの言う事をしっかり聞くんだぞ?また会いに行くからさ」
今にも泣き出しそうな亜美の頭を撫でて、今度は俺が二人を見送る。
「うん……お兄ちゃん、また遊んでね。約束だよ?」
そう言い、小さな手の小指を立てる。
俺はその指に小指を絡め、亜美と約束をした。
「わ、私にも……たまにで良いから会いに来てよね」
ゴニョゴニョと、小さな声で呟いた優に顔を向けて、その頭をポンポンと軽く叩いた。
「亜美を頼むな。絶対に会いに行くからさ」
その言葉に、小さく頷いた優。
見送る方は、こんなに寂しいんだな。
この場所から、今までいた人がいなくなるというのは。
そんな思いを、亜美と優にさせていたのか。
「しめっぽいのはそこまでにしとこうか。今生の別れってわけじゃないんだしさ、今のボウズなら、会いたくなったらいつだって来れるっしょ」
あの日、ナイトに殺されそうになっていた俺とは違う。
そう言いたいのだろう。
ここにいる全員とフレンド登録を済ませて、皆を見送って……。
俺は、部屋のドアが閉じられるまで、手を振り続けた。