殺戮都市~バベル~
塔を攻略しようとしている俺達にとって、武器のレベルが低いのは致命的な問題だ。
「もう知ってると思いますけど、街の中央部に、ナイトって化け物が現れたんです。俺と黒井が二人で戦って、なんとか勝てたくらいの強さで……このままじゃあ、塔にも辿り着けない可能性があります」
西軍から東軍に旅立った時、恵梨香さんと二人で戦って、手も足も出なかった。
レベルが下がってしまった雪子さん達では、あっという間に殺されてしまうかもしれないから。
「うん、そいつは知ってるよ。なんか危険そうなやつが現れたなーって、皆で話した事があるよね」
里奈さんと三葉さんに、同意を求める雪子さん。
「そうそう。吹雪ちゃんが確かめてみるって戦ってみたけど、すぐに逃げて来たもんね」
吹雪さんに視線を向けて、里奈さんが笑いながら答えた。
「いやあ、あれは無理よ無理。一人で戦うなんて、正気の沙汰じゃないね。何人かでやらないと、どうしようもないレベルだよあれは」
そう、ナイトに勝利出来れば、恐らく戦闘に参加した人全員がソウルを貰える。
つまり、大人数で戦う事を想定した相手なのだ。
だとすると……まだ残っている、ルークやビショップ、クイーンなんかがいると考えると……一体どれだけの人数で戦わなければならないのだろうと、不安になってしまう。
「もう知ってると思いますけど、街の中央部に、ナイトって化け物が現れたんです。俺と黒井が二人で戦って、なんとか勝てたくらいの強さで……このままじゃあ、塔にも辿り着けない可能性があります」
西軍から東軍に旅立った時、恵梨香さんと二人で戦って、手も足も出なかった。
レベルが下がってしまった雪子さん達では、あっという間に殺されてしまうかもしれないから。
「うん、そいつは知ってるよ。なんか危険そうなやつが現れたなーって、皆で話した事があるよね」
里奈さんと三葉さんに、同意を求める雪子さん。
「そうそう。吹雪ちゃんが確かめてみるって戦ってみたけど、すぐに逃げて来たもんね」
吹雪さんに視線を向けて、里奈さんが笑いながら答えた。
「いやあ、あれは無理よ無理。一人で戦うなんて、正気の沙汰じゃないね。何人かでやらないと、どうしようもないレベルだよあれは」
そう、ナイトに勝利出来れば、恐らく戦闘に参加した人全員がソウルを貰える。
つまり、大人数で戦う事を想定した相手なのだ。
だとすると……まだ残っている、ルークやビショップ、クイーンなんかがいると考えると……一体どれだけの人数で戦わなければならないのだろうと、不安になってしまう。