眠りにつくその日まで

5.広がる





親友の死なんて、人生のドン底だと思った。





こんなに悲しいことなんて、これ以上起こらないと思っていた。






けれど、美羽の死は、私の地獄の始まりに過ぎないことを




この時の私は




まだ




知らない……
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