お隣さんは意地悪センセイ!
どうしよ…何あたしドキドキしてんのよ!
長瀬相手にどうしちゃったんだよ!!
繋いだ手だけに神経が集中してる…
どうしよ…手が震えるよ……
長瀬と手を繋いだまま職員室の前を通ったとき、ナイスタイミングで鈴香先生が職員室から出てきた。
あっ…と気づいた長瀬は立ち止まる。
「あ、結芽ちゃんにコウ〜」
おお、と小さく言った長瀬はわかりやすいようにあたしと繋いでいる手を鈴香先生に見せつけるようにした。
「……あら〜可愛いわね手繋いじゃって。仲良しなのね〜二人」
そう、微笑んだ鈴香先生に長瀬はあたしの肩を抱き寄せ言った。
「俺ら、付き合ってるから」
「………え?」
そんな鈴香先生の渇いた声と同時に
職員室から櫻木先生が出てきた。