お隣さんは意地悪センセイ!
「オタケ!!今、ふふ、ふふふ副担と言ったですですよね!?」
「……あ〜うん…みたいね。(ちゃんと日本語喋れよ)」
なんとこれはもう神様からの贈り物と呼ぶしかないではないか!!
よぉーし舞台は整ったぞ高梨結芽!
あの超絶ウルトラスーパーイケメン櫻木先生とあたしが繰り広げる禁断の恋物語のスタートだああ!
いざ、出陣!!!
「……長瀬、このメラメラ燃えてるバカなんとかしてよ」
「バカ、こんなヤツどうしろってんだ。武田が無理でオレが手に負える相手じゃねぇよ」
とにかくメンドくせー野郎と今年も同じクラスだと思うと気が重い武田と長瀬なのでした。
二人に呆れられてることなんて露知らず…
「よーし、こうなったら行動あるのみ!さっそく愛しの櫻木先生の元へ行って参る!!」
始業式がようやく終わり、生徒たちはぞろぞろとクラスに移動していた。
今のうちに櫻木先生にご挨拶しなくては!!
「い、愛しのって…ちょ、結芽…!あ〜もう知らない!」