お隣さんは意地悪センセイ!
「悪いけど、今誰とも付き合う気ないから。」
ピシャリと言い放つと、女たちは焦ったように俺から離れる。
「だ、だったら、前みたいに遊びでもいいからさ……ね?アキ……」
ったく、わかってねぇな。
そこまでして俺を繋ぎ止めて何か意味あんの?
「わりぃ、それも出来ねぇ。俺がそんなことしてるって知ったら……この子怒るから」
俺は高梨の頭をポンポンと撫で周りのやつらに笑顔を見せる。
高梨は何が起こっているか理解できないらしく、ボケっとしていた。
「……行くぞ」
「……へっ!?あ、あのっ」
俺は高梨の手を取って、足早に控え室を後にした。