お隣さんは意地悪センセイ!




黒板の前に立った櫻木先生に生徒たちは歓声を上げる。



「先ほどもご紹介がありましたが3組の副担任になりました櫻木です。教科は化学です。皆さん一緒に勉強頑張りましょう。」


よろしくお願いします、と櫻木先生は爽やかな笑顔で言った。


極上爽やかスマイルに女子たちは悲鳴に似た歓声を上げ卒倒する勢い。



やっぱりさっきの貶したような笑いはあたしの幻想だったんだ!!


こんな超絶ウルトラスーパーイケメンがあんなドス黒い笑いするわけないもん!



ごめんね、先生。ちょっとでも疑ったあたしを殴っておくれ!!



「せっかくだから櫻木先生に質問ある人いますか〜?」


速水っちよ、どこまであなたは天使なのだ!!


速水っちの一言にみんなが一斉に騒ぎ出す。



「櫻木センセーって彼女いるんですか〜?」



「先生のタイプは歳上?歳下どっち〜?」



みんな!!ナイス質問!!





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