お隣さんは意地悪センセイ!
「さっきの妄想であったやつなんです!!でも妄想では先生が直接口でクリームを……なのでもう一回…っ!」
「…………。」
…………は?
前言撤回だ。
なりふり構わず人の為に行動するところを羨ましいとまで思ったが……よくよく考えればこんなヤツだった。
何がもう一回、だ?
大概にしろ、この場において帰るからな。
無言で睨みをきかせるが高梨は相当嬉しかったのかヘラヘラ笑っている。
こいつの喜ぶポイントが意味不明だ。
シャンパンを飲み干したと同時に会場の照明が消え新郎新婦の席だけにライトが照らされた。
「それでは、新郎新婦からご両親へ手紙のサプライズです」
新郎新婦は前に出て手紙を読み始めた。