お隣さんは意地悪センセイ!
「彼女?そんな人はいませんよ」
櫻木先生は意味深に微笑んで意外にもさらっと言った。
その瞬間、女子たちはまた大騒ぎ。
「よっしゃあああ!高梨結芽第一関門突破じゃっ!」
「何が第一関門だ」
そんな呆れたオタケの声が後ろから聞こえる。
「こうしてあたしと櫻木先生の恋物語が着々と進んでいくのだよ!!オタケ!!」
どーだ?羨ましいか?なんて視線を後ろに送ると丸めた教科書で殴られました。
「さーて、櫻木先生の質問タイムはお終いでーす。他に質問がある人は櫻木先生直接にねー。HR始めるよ〜」
女子たちの歓喜は冷めやらぬままHRが始まった。
よし、HR終わった瞬間ダッシュで櫻木先生の元へ行く!!