お隣さんは意地悪センセイ!
ドアの開く音に顔を上げると櫻木先生がいた。
え!?ホンモノの櫻木先生!!
「……キミは、さっきの」
櫻木先生はあたしの顔をまじまじと見つめ口を開いた。
も、もしかしてさっき職員室で喋りかけたの覚えてる!?
「そ、そうです!さっき職員室で…あ、あたし2年3組です!え、えっと高梨結芽と申しま…」
櫻木先生はあたしを見つめたまま何も言わない動かない。
え…何あたし見つめられちゃってんの!?
なになに!?まさか脈アリ!?
『実は人目見たときから気になってんだよね。俺とナイショで付き合わない?』
「へっ!?ぜ、ぜひよろしくお願いいたしっ致しますんっ!」
そっと微笑みながら寄り添い
そして二人は熱い接吻を────
「………何やってんの」
「……へっ!?」