お隣さんは意地悪センセイ!




「さゆりさーん待ってたよ〜〜」



バッと豪快にドアを開けると肉じゃがのタッパーをもったさゆりさんが……


アレ?いない?


スマートな黒いスーツがあたしの眼に映る。



え……勧誘かなんか?



「あ、ごめんなさいうちの家は夕日新聞一筋なんで……」



背の高いスーツを着た人をゆっくり見上げると……



「…….え」



どうしてだろうか。


これは幻想なの?嫌がらせなの?


さっきまで意気込んでいたけど…どうしてもう一度この日に会わなきゃいけないの!?




「さ、櫻木…せんせ…!?」



あたしの目の前にいるのは紛れも無い。

今日新しく赴任してきた謎の超絶イケメン教師

櫻木先生だ。




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