お隣さんは意地悪センセイ!
「さゆりさーん!!待ってました〜!」
さゆりさんが作る肉じゃが大好きなんだよね!
やがてあたしの部屋の前まで来たさゆりさんはパァッと顔を輝かせた。
「アキちゃん!?アキちゃんじゃない!本当に来てくれたのね!!」
アキちゃん…?誰だ?
話がわからなくてキョロキョロしていると
櫻木先生があからさま不機嫌そうにさゆりさんから顔を逸らした。
「え…さゆりさん、櫻木先生とお知り合いなんですか?」
「櫻木先生…ってことは結芽ちゃんの学校の先生なの!?それはすごいわ!アキちゃんはね私の息子よ〜〜!」
……ん?
息子!?むすこぉお!?
ってことは、あたし今までずっと櫻木先生のお母様と恋バナとかしてたの!?
恥ずかしくて消えてしまいたいじゃないかっ!!!!
「良い歳してうるせーよ。近所迷惑だろ。つーかアキちゃんって呼ぶなっ!」
「何よ〜良い歳ってまだ48歳よ〜でも、心は結芽ちゃんと同じ、永遠の高校生よっ☆」
「は、はあ……」
よく話合うし若いな〜と思ってたけど
さゆりさんの息子さんが櫻木先生だったなんて…