お隣さんは意地悪センセイ!
危なかった〜さゆりさんに今日の櫻木先生との出来事全部話すところだったよ…
「ところで…櫻木先生はなぜここに?」
セールスマンでもないならなぜだろう?
一番聞きたかったことを口にすると
櫻木先生は嫌そうな顔をした。
「それがね〜私、寂しくて寂しくて〜マンション更新が迫ってたみたいだからあたしが大家やってるマンションに来ないかって言ったの〜」
「……え!?それって…櫻木先生このマンション住むんですか!?」
ウソでしょ!?
「そうよ!しかも結芽ちゃんのお隣さんよ!久保さんが越しちゃって空いてたからね〜!」
ええ!?まさの櫻木先生がお隣さん!?
「おい待て、俺は今こいつの学校の教師やってんだ。そんなやつの隣に住めるかよ。話は白紙だ」
こいつ…そんなやつ……
最早もう他の生徒より特別扱いですか!?(決して違う)
「ヤダぁ〜〜アキちゃんすぐ実家出てったじゃない〜私寂しかったのよ〜〜ちょっとくらい親孝行してもいいんじゃないの?」
さゆりさんは甘えたように櫻木先生の腕に絡む。
こうやってみるとカップルに見えなくもない。