お隣さんは意地悪センセイ!
「……そっちこそ、こんな大家ごっこしてないで親父のとこ帰れよ」
櫻木先生は面倒くさそうにさゆりさんの腕を退ける。
「絶対ヤダっ!あの人ったら全く私の話聞かないんだから!仕事仕事、アキちゃんの夢だってあの人が……っ」
「…わかったよ。親孝行って名目でここに住めばいいんだろ」
「アキちゃぁあん!ありがとっダイスキ!」
さゆりさんはギュッと櫻木先生を抱きしめ頬にチュッとくちづけした。
櫻木先生はというと白い目でやつれているようにだった。
「まだ片付け終わってないんでしょう?手伝うわ!結芽ちゃんもお願いできる?終わったらみんなでパーティしましょう!」
「はい!みんなでやれば早いですよ!」
「……ふざけんなよお前ら」