お隣さんは意地悪センセイ!
こういう密室なところで壁ドンとかよく漫画とかであるよね〜
憧れちゃうな〜
「今日の朝フレンチトースト作ったんですよ!ホイップクリームたくさんのやつですっ!」
『へぇ、高梨って料理出来んだね』
「でで!出来ますっ!こ、今度櫻木先生の家にも作りに……」
恥ずかしくて下を向いていると、いつの間にか壁と櫻木先生に挟まれていた。
そっと手をついて櫻木先生はあたしを囲む。
そして、綺麗な指があたしの唇に触れる…
『フッ、クリーム、付いてるよ』
櫻木先生はそのついたクリームを舐めて……
「うひゃー!そのままチューでもいいな〜」
一人浮かれた気分でいると…
あれ…先生は?
隣に櫻木先生の姿がない。
《上へ参ります、閉まるドアにご注意下さい》
へぇ!?
いつの間にか一階のエントランスについておりドアが閉まる直前
「変態」
櫻木先生は一言そう言ってドアが閉まった。