お隣さんは意地悪センセイ!



「キャー!!櫻木センセ〜!!」


「今スリー決めたよ!センセーかっこい〜!」



櫻木先生!?


慌ててギャラリー席まで階段で上がりコートを見ると……櫻木先生までもゲームに参加していた。


「かっこいい〜もう無理〜好きすぎてツライ〜」


そんな声に周囲を見ると、先ほど櫻木先生に教えてもらっていた女子生徒が頬を染めて櫻木先生を見つめていた。



「だったら美穂、男バスのマネージャーしたら?櫻木先生の授業だってないんでしょ?」



「うん、だけどマネージャーダメだって。他にも大勢いたんだけど今頑張ってくれてる子いるから新しい子はいれないって」



……え?

新しい子はいれないって…
じゃあ、あたしは?



「櫻木先生効果でマネージャーやりたがる子増えるもんね〜先生ってそういうとこ何か律儀〜」


「だから余計惚れちゃうよ…」



隣の女子生徒たちの話を聞いて何だか複雑な気持ちになった。

櫻木先生、マネージャー誰も入れなかったんだ。

あたしを入れたのはやっぱりあたしを特別視してるって捉えていいの?


それとも…ただ単に雑用?




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