枯れかけの花を救うのは
「そんなことより、ダンスのレッスンが控えています。もうそろそろ先生もいらっしゃるでしょう。その後はヴァイオリンに
語学の授業が入っています。」

リリアスが一日の予定をつげた。

「はぁ。めんどくさいな。あの人達の前では王女のレオでなければダメなんだから」

「当たり前です。16歳にもなって、男言葉を 使うなんて世間の方々がなんと言うか知れたもんじゃありませんよ」

「わかってるよ。もう、ちっさい時の私じゃ無いんだ。現に俺から私になっただろ?」

「私の指導のおかげです」

はいはい。
私は、いやいやながらもダンスのレッスンへ行った。
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