Different Real
「あぁ、もう1人もすぐ来るとおも...」
「いや〜、スーパータイムセールしてて買いすぎたわ!遅くなってごめん〜」
神尾くんの話の途中で金髪に近い茶髪の男の子が入ってきた。
またイケメンな...。
彼は私の顔を見るなりパアッと表情が明るくなった。
「ついに恭平に彼女ができたか!」
また!?
「新山 陸(にいやま りく)でっす!陸とかりっちゃんとか呼ばれてるから好きに呼んでよ!紗恵ちゃん、勘違いしちゃってごめんね〜」
ヘラッと笑いながら自己紹介をしてくれた陸くんはこれまた当たり前のように私の隣にドカッと座った。
一見ものすごくチャラく見えるけど、神尾くんと仲いいんだもん。そんなことないよね。
「いえ、そんな!お邪魔しちゃってすいません。私そろそろ...」
これからみんなでご飯食べるのに私いたら迷惑だよね。
荷物を持って立ち上がろうとした時、ガッと陸くんに手首を掴まれた。
「!?」
陸くんを見ると、ヘラっと笑って
「紗恵ちゃんも一緒にご飯食べよう」