彼の優しさ

翌朝、重たくて目が覚めるとルチルがわたしの上にいた。…しかもビミョーに部屋の扉開いてるし。…ルチルが開けたの?

目覚まし時計を見るとまだ5時前。

「ルチル、眠いよ…」そう言ってもお構い無しにルチルはわたしを起こそうとする。

「分かったよ。起きるから。」そう言うとひょこっと降りて、わたしの部屋を出ていった。

リビングに行くとアズサは自分の寝床に丸くなって寝ている。

ルチルとアズサのトイレを見て、処理をしてから一旦手を洗って、ルチルとアズサ、二匹の水を新しいのに変えたりして丁度良い時間まで遊ぶ事にした。

…まだアズサが寝ている時間だからルチルを沢山遊ばせて上げれる。

…そういえば、前に風船貰ってわたしがバレーボールみたいに落とさない様にして遊んでいたらルチルが乱入してきて風船を爪で引っ掻いたのか『バン!!』って風船が割れてルチルがビックリしてダッシュしてリビングから逃げたんだよな。

ルチルと遊んでるとお母さんが起きてきた。
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