彼の優しさ

「わたしが一番許せないのは『言ったことを自分で曲げた事』だよ。…お盆の事の前にわたしが通り魔に腕を傷付けられた時に事件が起こる前に学校側から注意喚起を促されたんだけど、わたしはちゃんと言ったけど本人たちは右から左でその事も有って、ちゃんと話しをしようと言ったにも関わらずお盆の事があって…それで今まで我慢していたものが一気に溢れだしたって事だよ。…他の人から見ればわたしも反省すべき場所もあるかも知れないけど…どうしても、ね。」

「藍ちゃんの、話しを聞いて分かった。…やっぱり一旦距離をおいた方が良いのかも。会うのは年に一回とかに抑えて、ね。」

「まだ卒業後の家とかが決まってないなら時宮の所有する不動産を紹介するし、藍ちゃんが良いならこの家の一室を貸すよ。」ここの一室はストレスが大きいよ。

「不動産の紹介でお願いします。」

「分かった。…アズサちゃんとか連れて行ける所有るけど…どうする?」……スゴく魅力的。わたしの目の色が変わったのが分かると部屋にあったタブレット端末で何か調べると

「こんな感じはどう?ペットO.K.でスーパーが近くて、尚且つセキュリティもある。」見せてくれたのは部屋の情報だった。…でも

「一人で3LDKは広いよ…。」と言うと部屋数を少なくしたのでキャットウォークが付いている部屋。…良いかも。




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