彼の優しさ
翌日から子猫の受け入れるために準備に取りかかった。
子猫用のトイレとか、ご飯のお皿とかルチルは成猫だから子猫用のご飯もないから一応レトルトタイプから
子猫は茶トラのメスだそうで。…でも両前足は靴下を履いたような真っ白。
ワクチンとかもやって貰ってからうちに来るから準備が終わり、週末に来るのを待つだけになった。
(名前、プレナにしようかな?目、緑だし)
…プレナ。植物の緑を指す言葉。
それとも『杏』?可愛らしく『胡桃』とか?
纏まんない…。ここは子猫の命を救った先生に名付けて貰おう。…決して、投げ飛ばしてはない。うん。
「子猫の名付け親?」学校で先生を見つけて子猫の名付け親に、と頼んでみた。
「はい。子猫を助けたのは先生ですし、わたしの家で飼うと言っても子猫にとって先生は命の恩人ですので、お願い出来ませんか?」
「分かった。金曜日に伝える。」とその後に授業の準備があるから、と言われた。