彼の優しさ
side 結城 藍
西原先生にチョコを渡した後、もう一人渡したい人がいるからそちらに向かった。真依にクッキー(こっちはクッキーに顔を書いたりデコレートしてあるもの)を持ってきたから。
お喋りすることでかなり気が楽になることを初めて知った。
真依に無料通信のアプリで何処に居るか確認して、寮の部屋に居るよって返事が来たからバレンタインのクッキー持ってきたよ~、そっちに行くね♪と返事をして寮に向かった。
ー寮、真依の部屋ー
ノックをして
「真依?今、大丈夫?」と言うと
『大丈夫。』と声が聞こえて少し待つと部屋のドアが開くと真依が
「まずは部屋、入って?」と部屋に入ってから真依がベッドにわたしが勉強机の所にあるイスに座ってから
「2週間ぶりだね。」
「そうだね。自由登校になっちゃうとあまり会わないしね。」と言うと
「はい。バレンタイン」とデコレートクッキーが入った紙袋を渡すと
「ありがとう~ちょっと待ってて」と言うと机の上にあった紙袋を渡してくれた。