彼の優しさ

「ありがとう。真依。」そう言うと真依が

「藍が作る食べ物ってスゴく美味しいから、あたし、好き何だよね~前に調理実習で作ったタンドリーチキン、あれ神レベルだよ。」

……べた褒めなんて恥ずかしい。

「実家で料理をやることが多かったからだよ。」そう言ってから真依が

「そうなんだ…ねえ、今一人暮らしになったんでしょ?…感じはどう?何か変わった?」

「…うーん…やっぱり話し相手が居ないのは寂しい、かな?…まぁ、今月中には猫を引き取る予定だけど、やっぱり、ちょっとはね。」それを言ってから寮にいる生徒を帰りを促す様な放送が流れたので、

「あ、じゃあまた、学校でね。」とわたしが言ってから真依と別れてからマンションに帰る途中に電話が来た。
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