☆運命とキセキ☆
那津side
上京2年目、
大学2年になった俺は
演劇サークルの集まりで
ちょっと都会の方に来ていた。
修学旅行なのか
制服を着た学生たちがいっぱいいて、
俺もあんな日あったなぁ〜
なんて思い出に浸っていたら、
「トイレ休憩にしよ〜」
なんて声が聞こえて、
別にトイレに用もなかったから、
音楽聴いたり、携帯弄ったりして
時間を潰していたはずだった。
けど、一人
様子がおかしい女の子がいた。
制服を着ているから、
多分、さっき見かけた
集団の学生の中の
一人なのかもしれない。
何故かほっとけなくて
声を掛けていた。