貴方は彼のどこが好きですか?
「……はる、ま……」


びっくりした、と同時になんで?って思った。


いつも……来なかったのに……


「どうしたの……?」



「どうしたのって、お前……
約束忘れたわけ?」


「いや、そういうわけじゃないけど…」


「ならいいじゃん。
ほら、帰ろうぜ」


「うん…」


あたしより少し背の高い春馬


だから並んで歩くと肩と肩が触れる。


その触れた肩から少しの熱を感じた。

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