あまのじゃくな私が恋をした

つぎの日に早速、美雨から連絡が来た。

さすが‥美雨。
だから大好き‥

美雨からの情報では
大也さんには今は彼女はいない。

例え、彼女がいたとしても負ける気はないから、実力で大也の心を掴むだけのこと。

そして、私の連絡先をほしいと言っていた時に‥…照れ臭そうにしていたと言うけど…

それはきっと、大也の演技だと思う。

シスコン兄貴なだけに、美雨の前では本性を表さないはずだ。

連絡先をほしいと言っていたのも美雨と真斗の情報をほしいが為に、私と連絡を取りたいからに決まっている。

そんなことは最初からわかっていた。

あえて本人に連絡先を聞かなかったのは素直に教えてくれるはずがないから…だから、美雨から私の連絡先が行くように仕向けたのだ。

あの日の2人の情報は聞き出してある。

さて…
あなたは連絡してくるかしら⁈

私と大也の恋の駆け引きの始まり。

どんな手段を使ってきてでも…私は引き下がるつもりはない。

あなたの思い通りにならないから…

私の心を捉えて離さないあなたに、必ず好きだと言わせてみせる。

愛の言葉を口にするの時は、あなたに身を任せたその時だから、その日まで絶対、私からは好きだと言わない‥…
< 18 / 79 >

この作品をシェア

pagetop