あまのじゃくな私が恋をした



セクシーな黒いビキニをグラマーな美雨に着せて、浜辺に出れば男達の視線を釘づけ。


もちろん、私だって負けてないつもり。
美雨ほど胸はないけど、それなりに出てるとこは出てるし、体のラインは綺麗だと思ってる。
だから、白いビキニは私の体を引き立てる。


ちょっと歩けば…

爽やか系チャラ男のイケメンにナンパされる⁈

「悠ちゃん…」

んっ⁈…
美雨の知り合いか。

チッ…。


「……こんなところでなんて偶然だね。友達と2人なら俺らと合流する⁈てか、合流して…そんな水着の美雨を見つけてほおっておいたって大也が知ったら俺、殺されるからお願い」

大袈裟な人…

「お兄ちゃんいるの⁇」

「あぁ…真斗もいるよ」

真斗⁈
美雨の好きな男の顔を見てみたいかも…

「…えっ…お兄ちゃんもいるなら『合流させてください』いいや…」

尻込みしている美雨を連れて悠ちゃんさんについていく。

「大也、美雨ちゃん拾ってきた」

バーベキューを楽しんでいる輪の中から鋭い視線が2つ。

どっちが真斗だ⁇

美雨は、鋭い視線に挙動不審。

悠ちゃんさんとは、また違った爽やか系好青年タイプのイケメンが近づいてきた。
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