あまのじゃくな私が恋をした

会計を済ませてる時も、手を離そうとしないから…マスターが苦笑していた。

もう…恥ずかしい。
美雨にバレるのも時間の問題だろう。

あれ⁇
今日は、金曜なのに…真斗さんも美雨もいなかった。

どちらもいないなんて珍しい。
2人に何かあったのかも…
後でLINEで聞いてみようと思っていた。

「何を考えている?」

「えっ…別に……」

考えごとをしているうちに大也に手を繋がれて私の部屋に向かっていた。

「………」

沈黙に耐えられなくて

「私、1人で帰れるよ」

「………」

……………

……………………………………

もう…なんなの。
このままだともうすぐで家に着いちゃうよ。

「……お前…あの男とどこに行くつもりだった⁈」



「……あの男ってもしかして合コンで隣りに座っていた人?」

「あぁ…」

「だから、さっきも言ったじゃん。しつこいから化粧室に逃げたんだってば…」

「はぁっ、それは聞いた。そのあと追いかけたあの男に手を掴まれてお前は、どこに行こうとしてたんだ⁈」

あっ…
てか、どうでもいいじゃん。

「……別に…あの男が一緒に帰りたいって行ったから…」

「はあぁ…バカか⁈」
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