3つの視線、1つの物語
そして、私はノアに全てを話した
男性恐怖症になった経緯も全て
すると、ノアが呆れた様子で言った
「噛ませ犬を使わなきゃ、いい男アピール出来ないなんて可哀想な人ですね。ついでに、20も歳下の女の子をモノにしようとするなんて…」
ん?
今、何て?
「え?20?」
「あれ?知りませんでした?コンフィーヌ様って37歳ですよ?」
初耳だった
若作りしてるのは知ってたけど…
コンフィーヌ…怖い…
「まぁ、焦ったんでしょうね?姫様の近くに自分の手駒じゃない"若い男"が来たから。まったく、とんでもない人だったんですねコンフィーヌ様は」
焦った結果…夜這いという暴挙に出たのか
思い出してゾクッとした
話終えるとノアが立ち上がった
「ノア?…戻るの?」
「えぇ、流石に…夜中に姫様の部屋に居たら王様に怒られます」
うん、そうだよね…
本当はダメなんだよね…
でも…怖い