3つの視線、1つの物語
レディナの咥えるメモを受け取る
中を見ると…手紙?
《泣かないで下さい。自分を責めないで下さい。悪いのはアピール下手でロリコンの"ロリコンフィーヌ"です。風邪はすぐに完治させます。心配いりません》
ノアの字で書かれた手紙
思わず笑顔になる
「ノアは…なんで分かったのかな?私が泣いてる事と責めてること」
たぶん、メイドからのメッセージを聞いてノアはコレをレディナに託してくれた
私が思ってる事を、考えている事を…
ノアは読み取った
「ねぇ…レディナ。ノアは…私を見てくれてるんだね?」
ちゃんと、真っ直ぐ私を見てくれている
…"私"を見てくれている
「でも…ノアは…王子じゃない」
これが現実