3つの視線、1つの物語

「ノアの馬鹿ぁ」


文句を言いながら立ち上がる
そして、扉を施錠してベッドにダイブした


「あんなこと…言わないでよ」


あんなこと言われたら嬉しくなっちゃうよ


「ノアじゃダメなのに…」


好きになっても実らない恋なのに
悲しくなるだけなのに


いつだか、コンフィーヌが言った言葉が頭を過る…


『いくら姫様がノアに心を許しても…姫様がノアを選ぶことは出来ませんよ?』

『姫様…好きになってからでは遅いんです』


分かってた
分かってたけど…


好きになってしまった


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