3つの視線、1つの物語
「嫌がったら…止めてあげてね」
「それは、もちろんです」
そう言うとノアが私に近づいて来た
そして、私の前に膝間付いて…
「じゃぁ、触るね?」
ゆっくり私の喉元を撫で始めた
「うわぁ…柔らかい…ちゃんとブラッシングしてもらってるんだねー…いい毛並みだ」
頭、耳の間、首元、背中…
うにゃー…き、気持ちいぃ…
なんなの、この慣れた手つき
ずっと撫でてて貰いたい…
「…レディナが…大人しく撫でられてる…」
うん、メルン…
この人、本気で猫好きだよ
だって、この人完全にメルン無視で私をモフることに集中しちゃってるもの…
今までの男とは…違うかもしれない