3つの視線、1つの物語

「っ…!!」


はっとして目を覚ます
嫌な汗をかいてる…


「幸せな夢だと…思ったのに」


夢の中ですらノアと結ばれないのか…
夢の中でくらい幸せになりたかったな…


私…誰と結婚するんだろう?
まさか、コンフィーヌじゃないよね?

この夢が正夢になったりしないよね?


「…ノア…」


再び目を閉じて想う

愛されたい
あなたに愛されたい


物思いにふけっていると、扉がノックされた
鍵が解鍵されてメイドが入ってくる


「姫様、おはようございます」


そして、私を見て驚いている


「姫様…そのままお休みになられたのですね」


そのまま…?

あっ!!舞踏会終わってそのままの姿だ
ドレスが…皺くちゃだ…

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