3つの視線、1つの物語

ボディーガード


「おはようございます、姫様」


ノアが来て3日経った
けど、メルンに変化はない

今も部屋に入ってきたノアを恐怖の目で見つめている
もちろん、部屋の隅から…


「朝食の準備が整ったみたいです。どーぞ、食堂に参りましょう」


そう言うノア
しかし、出入り口にノアが居たらメルンは動けない


「仕方がありませんねぇ…レディナ、廊下までの護衛をお願いしますね?俺は廊下で待機してます」


うん、任された
ノアに一声鳴いて了解を表す


「では、よろしくお願いします」


私が鳴くと、ノアは廊下に出て行った

さて、メルン
ご飯を食べに行こう?
私、お腹がペコペコだよ






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