3つの視線、1つの物語
「ノアール様、国王陛下がお呼びです」
軽くエトを無視して、ローリエは言った
「うん、分かった。じゃ、エト。これ、片付けておいてね」
エトに木製の剣を渡して歩き始める
そんな俺の二歩後ろをローリエが付いてくる
そして、エトは…
「ローリエー!今度デートしようねー!」
俺の後ろを歩くローリエに全力で愛を叫んでいた
凄いね、エトの一途っぷりは…
「ローリエ…顔真っ赤だよ?」
「だ、だって…エトが…」
あー…ローリエがデレた
タメ口、愛称呼びは…ローリエが仕事モードをoffにするとなる
そして、エトの言動に心を乱される時もoffになる
ローリエが素直にならないだけで、2人は両思いだったりする