3つの視線、1つの物語
隣国フルクライト
次の日
フルクライトに向かう馬車の中
昨日の出来事を思い出す
王の間を出て人気の無い所に着くと、父様との会話を間近で聞いていたローリエが真っ赤な顔をして訴えてきた
『ノア…本当に行くの?!ノアが居なくなったらエトと二人っきりになっちゃうよ?!そんなの、私…困る!』
そこに、タイミング良く現れたのはエト
『え?何?ノア仕事で他国行くの?!やったー!ローリエと二人っきりだー!』
『っーーーー!!!』
テンションMAXのエト
真っ赤な顔をしたローリエ
はいはい
俺の居ない城内で愛を育んで下さい
いい加減ローリエは素直になるべきだし
エトはローリエをしっかり捕まえるべきだ