3つの視線、1つの物語

馬車が止まる
どーやら着いたらしい


「お久しぶりです。ノア様」

「久しぶりです。よろしくお願いします」


馬車を降りると出迎えたのは、30代くらいの女性

元々はエトア国の国民で、城に仕えていたメイドさん
名前はネージュ
小さい頃、俺たち兄弟も世話になった

今は、フルクライトの貴族の旦那の所に嫁いだ為、ここの国の城でメイドをしている

そして、一応身分を隠すとは言え…
困った時には助けがいるだろうと言うことで、こっそり俺に仕えてくれるらしい


「国王陛下の所にご案内します」

「よろしく」


メイドの後に続いて城に入る
さて、これからどーなるんだろう?

不安を胸に俺はフルクライト国王の元へと足を運んだ



< 179 / 324 >

この作品をシェア

pagetop