3つの視線、1つの物語
「おぉ!ノアールくん!足を運んでくれてありがとう。感謝するよ」
「一年間よろしくお願いします」
フルクライト国王様にお辞儀をする
俺はこれから一年間、身分を隠して姫様の護衛に付く
「で?ノアールくん。どこまで聞いているかね?」
「ここで一年間、姫様の護衛そして病気を治す…っと聞いています」
本当に自信が無いんですけどね
「娘の病状は…聞いているかね?」
「いえ…聞いていません。あの、医者でも何でもない俺に務まりますか?」
すると、国王様がうーんっと思考する
「ノアールくんなら…もしかしたらって思っている」
え?
医者でもない俺に治せる…と?
一体、姫様の病気って何だ?